background-image

対馬1

2007年4月28日

*(対馬)

老師あり歳月遠く流れいて
   生徒のわれも老いて向きあふ


花束(はな)ひとつ君と携(たづさ)へ師を訪ひき
   旅路の果ての帰郷のごとく


ワンスアポンナタイムの島幼くて
   学生服にくぐもりし恋


白波や城下の町はさびれしに
   昔ながらの有明山(ありあけ)の影


遥かなる 桜(もも)麦(あお)菜種畑(きいろ)の山里の
   春に遊びし日々の翳(かげ)ろふ